皆さんは勉強や仕事、挑戦したい趣味などでモチベーションを保てているだろうか?
人によっては一つのことに情熱を注げる超人的な人もいるが、多くの人はそうもいかない。
三日坊主なんて言葉もあるように、日本人は特に一度決めたことを最後まで継続できない人が多い。
あなたもそうなる前に、この記事によってモチベーションを爆上げさせてほしい。
私は現在、3年以上継続していることが2つある。
一つはこのブログとは別で運営しているウェブサイト、もう一つは筋トレだ。
どちらも誰かにやらされたり背中を押されてやっているわけではないが、なんだかんだでよく続いたと自分でも驚いている。
モチベーションは上下に変動するのが当たり前
まず大前提として、モチベーションには必ず浮き沈みがある。
私自身も3年間の全てで一定のモチベーションを保てているわけではない。むしろ3年間(1095日)フルモチベーションで過ごすなんて不可能に近い。
あなたがもし「やる気が出なくて悩んでいる」とか「モチベーションが上がらない自分が嫌になる」と思っている場合、そのことで悩む必要は全くないので気にしなくて良い。
そのことで自己嫌悪になるのではなく、モチベーションが上がらない自分をこれからどうコントロールしていくのか、にフォーカスしてもらいたいと思っている。
モチベーションは飛行機操縦と同じだと思え
モチベーションは飛行機の操縦に近い感覚がある。
最初はアクセル全開で発進し、気持ち良く上昇していく。そして一定のところで高度を維持する。常にアクセルとハンドルを意識していないとブレたり高度が低下してしまう。
こうしてアップダウンを繰り返しながら目的地(目標や夢)へと向かっていくわけだ。
この”飛行機操縦”さえ上手くなれば、勉強や仕事などのモチベーションをコントロールすることができる。
この「コントロール」というのは、コツさえつかめば意外となんとかなるものだと私は思っている。
モチベーションをコントロールするためのコツとは
モチベーションをコントロールするコツだが、ここからは私の経験を踏まえて伝えていこうと思う。
まずはセルフイメージを持て
セルフイメージ(役割効果)は人生に大きな影響をもたらすと言われている。
フランス皇帝のナポレオンはかつてこんなことを言っている。
「人はその制服通りの人間になる」と。
簡単に言えば「自分は◯◯だから◯◯でなければならない」という思考になるということ。人は役割を与えられると、それを自分のものとして役割を果たそうとするわけだ。
例えば学生時代に「オシャレだね、かっこいいね、かわいいね」と言われ続けるとその人はどうなるだろうか。おそらく本人は「私はオシャレじゃなきゃいけない」という潜在的な意識が働き、オシャレな自分であり続けようと努力する。そういう人は大抵社会人になってもおしゃれで輝いているはずだ。
学年でトップの成績を誇る人は、自分は頭が良くなきゃいけないと自分の役割を果たそうとして、そのポジションをキープしようと目一杯努力する。
幼い子供に「お片付けが上手だね」と褒めると、お片付けが上手なキャラとして役割を果たそうとする。褒めると積極的にお片付けをする光景を見たことがあるはずだ。まさに役割効果そのものである。
このように良いセルフイメージを持てば、その役割を果たそうという心理効果が働き、自然と行動するようになるわけだ。
理想の自分を思い描く
良いセルフイメージを自ら持つためには、理想とする自分を思い描くことから始まる。
「学年でトップクラスの成績の自分」「東大生の自分」「英語がペラペラの自分」「経営者の自分」「トップアスリートの自分」
なりたい理想の自分を思い浮かべ、イメージを体に焼き付ける。
「未来の自分はこうだから、今頑張るのは当然のことだよな、やって当たり前だよな」と思い込む。
上記の例で言えば「私はオシャレだからオシャレであることは当然だよな」「学年でトップなんだから勉強をして当たり前だよな」と思い込む。そうすればやらざるを得ない思考になり、自然と理想の自分の役割を果たそうとするようになる。
私も筋トレを続ける上では「トップアスリートだ」というセルフイメージを持っている。これだけでも取り組む姿勢が変わり、人一倍高強度なトレをしようという意識になる。
重要なことなのでぜひやってみてほしい。
理想を思い浮かべてモデリングをする
理想の自分を思い浮かべるだけではなかなか行動には移せない。
行動を起こすためにモデリングを実践してみよう。
- 学年トップクラスの学力の人
- 異性にモテモテな人
- 営業の成績が優秀な人
- 事業で成功している人
- アスリートの人
モデリングは、理想の人物を設定してその人になりきることから始まる。
成功者の行動や振る舞いをマネすることで、成功者の視点で物事を考え、それをいつしか習慣化することができるわけだ。
例えばあなたが学年トップのA君になったとしよう。A君はダラダラ毎日過ごしてるわけないでしょう。A君なら毎日ビシッとやるべきことをやっているはず。
事業で成功したいと思っている人は、なりたい成功者を挙げてみよう。その人が普段どのような発言をし、どのような行動を起こし、どのような努力をしているのか?成功者はモチベーションなんて見向きもせず、やるべきことに一直線のはずだ。
理想の人物のマネをすると日々の行動パターンが変わり、努力するのが当たり前という思考に切り替えることができる。今までの自分だとそんな気持ちにはなれないだろう。
何事も一歩目は重要だ。「一歩目が進まないから何もやる気が起きない」なんて人も多いはず。モデリングは、この一歩目を手助けしてくれる効果もあるのだ。
そして努力の一歩目を習慣化できればもうモチベーションに悩むこともなくなる。
モチベーションが低下してるなと気づいたら成功者をモデリングして、とにかく一歩目を進むことだ。
はじめの一歩さえクリアできればOK
「一歩目が踏み出せない・・」なんて人は多いが、はじめの一歩目を踏み出すことができれば、あとは意外とスラスラ前へ進むことができる。
勉強のやる気が起きないと思ってても、シャーペンを握って字を書いていけば、1ページ目2ページ目とスイスイ進むもの。
筋トレのやる気が起きなくても、無心で着替えてジムにさえ行けば、体は自然と動いてくれる。
一歩目のエンジンをかければ、自然とアクセルを踏み込むことができる。
先ほども話したように、成功者をマネ(モデリング)することでスムーズに一歩目を踏み出し、努力の一歩目を習慣化させれば完璧だ。
「完了」を積み重ねる
「一歩目を踏み出してアクセルを踏む、モデリングによって一歩目を踏み出し、成功者のような行動をする」
まだまだこれだけでは上手くいかない。
行動を続ける中で大切なのは「完了」を積み重ねることだ。
勉強や仕事、何かにチャレンジする際、目標と達成がなければ何も満たされない。
私の場合、長期的な目標と短期的な目標をそれぞれ設定し、長期的な達成と短期的な達成(完了)を得られるように行動するようにしている。
短期的な達成は「完了」と表現している。短期目標を「達成」と表現してしまうと、そこで満たされて後に続かなくなってしまう。短期目標の達成はまだまだ道の途中なので「完了」と表現している。
そして私が実践しているのは、3日単位のノルマを設定して、そのノルマを3日目で「完了」させるようにしている。次の日から再び3日単位のノルマが始まり、3日目で「完了」させる。
この「完了」を積み重ねることで長期目標の達成に近づくことができるわけだ。
また長期目標は、現実離れしている夢のような目標にしないほうが良い。現実離れし過ぎると行動によって得られる対価を感じなくなってしまうからだ。なるべく長期目標も半年以内に収めたほうがモチベーションをコントロールしやすい。
志の高い仲間と共有・報告
人間、自分一人だけで何かを続けることは難しい。
目標を達成(完了)したら、必ず誰かに共有・報告をするようにしよう。
私の場合、事業用LINEグループを作っており、日々の業務を完了したら必ず報告するようにしている。報告がなかったら同業者や身内からクレームが入るようにしている。(苦笑)
例えば勉強の場合、友人同士や親と子で勉強用LINEグループを作ってみると良い。勉強したらその都度報告をする。ノルマを設定し、1日〜3日目最後にみんなで報告し合う。みんなが達成していると焦るし自分もやらなきゃと思うはず。
仕事でも同じだ。自分だけではなく野心溢れる仲間と共に目標に向かって行動していれば仕事への意欲も増すだろう。
やる気に満ち溢れた仲間は大切だ。意識の高い仲間がいる環境では、意識しなくても行動できる習慣が身につく。人間は環境に左右されやすい生き物なので、無理にでも背中を押してくれる環境に行くべきである。
友人間や仕事仲間でコミュニケーションを取れば、もう逃げることはできないだろう。
あとはあなたが行動するのみだ。
やってることを好きになれば無敵
モチベーションは、上げようとするものではなくコントロールするものである。
そのためにはセルフイメージを上げたり達成を積み重ねたり、意識の高い環境にあえて身を置くことが大事である。
そのプロセスの中で、今取り組んでいることを好きになれば、モチベーションのコントロールも比較的容易になる。
これは私の経験だが、達成感を積み重ねていけばいくほど、それに見合った報酬を得られるようになる。結果が出ると純粋に楽しいし、やりがいを持てるようになる。
そしてやっていることを好きになるとモチベーションなんて気にせずに取り組めるようになる。圧倒的スピードで上達するし、圧倒的結果も得られる。
「寝たいのにやりたい、今日はやめてしまいたいのに自然と手が動く・・」こうなればもう最強だ。
大事なことは過去の自分よりも成長していると実感することだ。成長を実感すれば、成長が楽しくなり、結果的にやってることが好きになる。
そして無双状態になれるのだ。
最後に
随分とまとまりのない文章になってしまったが、私がブログと筋トレを3年以上続ける中でやってきたことや思考をお伝えた。
最初はモチベーションをコントロールするのが難しいのだが、このプロセスを通して最終的に今チャレンジしていることを好きになれば、それに勝るものはなくなるだろう。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉通り、好きになればもう無敵だ。
もしもあなたがモチベーション低下に悩んでいるのであれば、少しでも前向きになっていただけたら嬉しく思う。