好きなことをすべきか、それともお金のために嫌なことでも我慢して働くべきか?
これは私のまわりでも度々議論になる。
一つ言えることは「人生の中で後悔しそうな選択は取るべきではない」ということだ。
では本当に好きなことを仕事にすべきなのだろうか?
今回は私の経験から「好きな事を仕事にすべきか?」というテーマで伝えていこうと思う。
先日、高校時代の友人と久しぶりに話す機会があり、その内容が身に染みた。
その友人と私は、全く真逆の生き方と考え方でそれぞれ歩んできた。
私はフリーランスとして大好きなブログを書いて自由に生きている。友人は高卒でとりあえず就職して普通のサラリーマンとして生きている。
仕事が楽しくない・・。辞めたいけどお金のために働かなきゃいけないから辞められない。
この時私はこう言った。
一番最悪のパターンやん。こうなりたくないから僕は好きな道を選んできたんだよ
正直に話せる間柄なので、僕ははっきりと答えた。その思考は最悪だと。
話を聞くと、彼は高校で就職した段階で他の生き方の選択肢を奪われているように感じた。
「人として生きる道は就職以外考えられない」と。ある意味これは洗脳と言えよう。
そして仕事内容を深く考慮せずに、お金を稼ぐためにとりあえず良いところに就職しよう、という曖昧な判断をしている。
彼は高卒なので就ける役職や給料にも限界があり、自分の選択に後悔をしているようだ。
僕は全力で思う。なぜこんなにも自由な日本で何かに縛られて生きているのかと。お金も大事だが、30年40年と長く続けるためにもっと大事なことがあるはずだ、と。
好きなことを仕事にすべきなのか?
しかしながら好きなことを仕事にしたり、「好き」をマネタイズできる人はほんの一握りの人間だ。
実際のところ、僕も最初から文章を書いたりブログが好きだったわけではない。国語も別に得意ではなかった。
ブログをやっていくうちに読者やファンが増えて、少しつづやりがいを感じて好きになってきた、というのが本当のところだ。
好きなことというよりも、やりたいと思ったのがブログだっただけの話。
もう一つ例えるならYouTuberという職業もそうだ。最初から動画が好きで始めた人なんてほとんどいない。お金が稼げるからなんとなく始めて、結果的に収益が発生して徐々に好きになった、という人がほとんとだと思う。
結論として、初めから「好き」を仕事にできる人なんてほとんどいない。
なので、まずは自分の得意なことや今自分ができることを仕事にしたほうがやりがいを感じやすいし毎日が充実すると思う。それは僕のように自分のやりたいと思ったことでもいい。
自分が得意なことを仕事にして、やりがいを感じることが大事
一つのことに集中して「好き」を仕事にする人なんて、幼い頃から目的意識がないとできない。
実際に好きなことを仕事にすることで理想と現実のギャップに苦しむケースだってある。好きが嫌いになる可能性だってある。
早い話が、自分の得意を仕事にすれば自分の能力を発揮でき、やりがいを感じることができる。
結局のところ「好き」よりも「やりがい」の方が僕は重要だと思っている。
嫌いなことをピックアップしよう
自分の「得意」がない人は、嫌いなことややりたくないことを探してみると良い。
嫌いな仕事をノートにズラーっと書けば、嫌いではないことが残る。
そこで「新しくやってみたい、チャレンジしてみたい!」と思えるものも見つかるかもしれない。
得意なことも良いが、やってみたいことにチャレンジして、最終的にそれが好きになったり得意になったりするのも最高の形だと思う。
嫌いなことをやっても人生を消耗するだけ
最初の友人の話に戻るが、僕は友人にこう伝えた。
「嫌なことを続けるのは人生を消耗するだけだよ。自分の選択に後悔しないようにせんとな。人生一度きりだから」
友人が今後の人生をどう生きるかはさておき、一度きりの人生を後悔せずに生きることは非常に重要なことである。他人からどうこう言われようが、他人は他人、自分は自分なのだ。
嫌なことをして自分を消費するのか、それともやりたいことをして自分の将来へ投資するのか。
僕は100%後者の人生を選ぶ。
今現在、嫌なことをし続けている人がいれば、それは本当に人生の選択として正しいのか、今一度自分に問いかけてみてほしい。
そして悩んでいる人はこれを機に新しい視点で物事を考えてみてもらいたい。
人生なんて暇つぶしだから、なるべく好きなように生きたほうが絶対良いに決まっている。
最後になりますが、好きなことが自由にできる日本は本当に恵まれていると思う。
そして好きなことを仕事にすべきか、という議論ができる時点で日本は実に自由で平和的だ。